アフリカの魅力
1.アフリカには50以上の国があり、人口増加中
アフリカ大陸には54の国が存在します。
アフリカの人口は約12億5,600万人。(2019年)
国連の推計によると、2050年には25億人に達するとされています。
これによって世界人口の約4分の1を占めることになり、世界の4人に1人がアフリカの人々になると予測されています。
さらに生産年齢人口比率においても、その6割が若年層とされており、生産性の高さもさることながら、その消費意欲も旺盛とされています。そんなアフリカの経済規模は名目GDPで約2.5兆円となっており、IMFによると過去10年の実質GDPの平均成長率は5.4%。
いわゆる新興国と比較した場合、やや見劣りはするものの、世界平均としては飛躍的に高い成長率を誇っているのがアフリカの強さなのです。
さらにアフリカ全体が「天然資源の宝庫」とされています。具体的には、アフリカ北部のアルジェリアやチュニジアでは「石油」や「天然ガス」が、南部のアンゴラでは「天然ガス」が、南アフリカ共和国では「金」「プラチナ」「ダイヤモンド」を生産されています。
2. 2025年までに約4兆5,000億円に達する経済規模
2050年までに25億人に増加すると見られているアフリカの人口ですが、人口増加に伴うGDPの増加も注目されています。
現在、世界における経済成長ランキングとしては、1位がミャンマーおよびインドを含む「アジア全域」、2位がサハラより南のスーダンやナイジェリアを含む「サブサハラ」と呼ばれるアフリカ地域、3位は「中東」、4位はエジプトおよびリビア、モロッコ、チェニジア、アルジェリアなどのマグレブ諸国を含む「北アフリカ」および「中央ヨーロッパ」とされています。
アフリカの経済規模は、2025年までに約4兆5,000億円に達するとされていることからも、将来的なアフリカ地域における経済成長が見込め、魅力ある地域と言えます。
(参照元:外務省HP、ジェトロHPより)
中南米の魅力
1.アジアを超える成長率
中南米地域は、過去20年間(2000 年から 2019 年)の経済成長率が24.2%と、著しい経済成長を遂げ、アジアをも上回る勢いにあります。
加えて、6 億人越の人口を擁する巨大な消費市場や中間層も分厚く、労働生産人口も若く、比較的安価な賃金であることから生産拠点としての役割も担える可能性が高いと言えます。
また、他の海外市場とは異なる点として、日本と中南米との経済関係の深化の根底を築いてきた日系社会の存在があることからも、輸出先としても魅力的であるといます。
さらに、中南米は日本の産業基盤を支える鉄鉱石、銅、亜鉛、リチウム、アルミニウムをはじめとする鉱物資源の主要供給源であるとともに、大豆、とうもろこし、牛肉、鶏肉を始めとする食料資源の供給源として、食糧・資源エネルギー・経済安全保障の観点からも、日本企業の潜在的な参入余地・意義深い有望な地域である。
2. 開かれていく市場により新規参入が容易に
新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた親常態下で、中南米地域におけるビジネス市場は変化し始めています。
これまでの太平洋同盟やメルコスール等の地域統合を目指す関税同盟の枠に囚われない市場経済が成立しつつあり、経済特区等を活用した越境経済や、持続可能な経済や社会課題解決に向けたデジタル経済の動きなどが散見され、これまで顕在化されてなかったビジネス機会が拡大しつつあります。
新型コロナウイルスの影響を受けながらも安定した経済成長、対内直接投資の増加、インフレの抑制などに伴って、中南米各国では賃金水準の上昇が見受けられ、今後さらに消費地としても魅力が増していくと思われます。
(参照元:経済産業省HP、ジェトロHPより)